鏡よ鏡。

あぁ、鏡だ。

 

3月最後の稽古は、久しぶりに鏡のある部屋での稽古でした。

 

鏡、大事です。

こと身体表現をメインにしようという場合には。

でも、なかなか取れないんですよね、鏡のある稽古場。

 

いやー、捗る捗る。

全身が映る鏡って素晴らしい!!

三人並んでも、なんなら組体操の「扇」をしたって余裕で映ります。

viva 鏡!!

 

なんて、今なら言えますが。

昔は鏡なんて大っ嫌いでした。

何が悲しゅうて特に美しくも面白くもない自分を見なけりゃいけないんだ。

それが変わったのが、前のアルバイト先での出来事。

研修を終え、お客さんの前に出るための最後の店長チェック。

「笑顔が硬い」

その一言で、デビューは次の日に見送られた。

後から先輩たちに聞いたところ「店長流の喝入れだよ」と言われたが、なぜかそこで負けん気に火がついた。

「こちとら役者じゃ。表情作るなんざ楽勝よ!」

、、、実際は家に帰ってから、鏡とにらめっこして笑顔の練習したんですけどね。

でもその時、初めて鏡と真面目に向き合った。

あ、本当に口角上がってないや。もう少し上げてやれ。

うーん、目元がイマイチ笑ってないんだよなー。下まぶたを持ち上げればいいのか?

あ!これ、よくあの俳優さんがやってる表情だ!

 

結果、写真に写る今の自分の笑顔は、昔よりマシになったような気がします。

 

向き合って初めてわかる、理想と現実の差異。

そして、改善。

 

さて、次の鏡のある稽古日が待ち遠しいー

と、同時に最近若干出て来たお腹やら、臀部やらはあんまり直視したくないなぁ、、、

筋トレ頑張るか、、、

次の稽古はもう4月です。

 

 

水田菜津美